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わずかの差が大きな差に…  2014.4.23

僅差(きんさ)(わずかの差)が大差に…

昨年、夏の甲子園大会で初出場初優勝を成し遂げた前橋育英高等学校硬式野球部の荒井直樹監督とイエローハット創業者・鍵山秀三郎氏が語り合った
勝運をつかむヒントとは。
 * * *
【鍵 山】一つは微差、僅差をいつも追求し続けること。普通の人は僅かな差を疎かにしてしまいます。
しかし、ほんのちょっとでもいいことならば取り組んでいく。
それを積み重ねると大変大きな力を持ってくるんです。

もう一つは、人を喜ばすということです。ただゴミを拾えばいいってものではありません。地域の人に貢献する。仲間のために尽くす。
泊まっているホテルの人に喜んでもらう。
そういう気持ちで絶えず物事を行っていくと、気づく人に変わっていく。
それが人間関係や練習などにも連鎖していくのでしょうね。

【荒井監督】そうですね。どんどん好循環が生まれるような気がします。
練習内容ってどこの高校もそんなには変わりません。じゃあ、どこに差が出るかと言ったら、やはり人としてのベース、中身をどれだけ追求するかにあると思うんです。

それが掃除だったり相手の身になって考えることで養われていくのかなと思います。
私は技術というのはほんのちょっとの部分だと思うので、選手がエラーをしても怒らないんです。
でも、全力で走らなかったり、手を抜いたりする選手には思いっ切り叱ります。

そういう身近な、些細なところにヒントは転がっているので、
それを拾い上げて、選手に少しでもいい形で伝えていきたいですね。
成長するための刺激をどう与えていくか。それが指導者の役割だと思います。

 ……こちらの記事は『致知』2014年5月号 P18
  「凡事徹底という力」に掲載されています